退職を伝えた後が気まずい。残りの出社日を数えて、減らす

退職代行

昼休みに給湯室へ入ったら、話し声が止まった。

自分の話をしていたのかは分からない。

分からないまま、お茶を入れて席に戻る。

退職を伝えたあと、辞めるまでの期間が居心地悪くなることがあります。

誰かに怒られたわけでもない。

ただ、空気が前と違う。

この期間は必ず終わります。

終わるまでの過ごし方を書きます。

気まずさは、終わりが決まった関係から出る

職場の関係は、同じ方向を向いている前提で回っています。

来月も来年もここにいる、という前提です。

退職を伝えると、その前提が片方だけ外れます。

残る人と、出ていく人に分かれる。

相手からすると、どこまで頼っていいか分からなくなります。

新しい仕事を振っていいのか、来期の話をしていいのか、判断がつかない。

その迷いが、距離として出ます。

嫌われたわけではないことが多い。

まず、残り日数を数える

気まずさの重さは、日数で決まります。

あと3日なら耐えられて、あと2ヶ月ならきつい。

感覚で「まだ長い」と思っている間は、実際より長く感じます。

紙に書き出すと、そこが変わります。

  • 退職日までの平日の数
  • そのうち有給を当てられる日数
  • 差し引いて、実際に出社する日数

3つ目の数字だけが、耐える対象です。

たとえば退職日まで2ヶ月なら、平日はおよそ40日。

有給が18日残っていれば、出社は22日です。

「あと2ヶ月」と「あと22日」では、同じ期間でも重さが変わります。

紙の隅に「あと22」と書いて、毎朝1つ減らしている人がいます。

残日数の調べ方は退職時の有給消化・退職金にあります。

相手の変わり方を見分ける

変わったと感じても、中身は同じではありません。

見分けがつくと、こちらの構え方が決まります。

距離を置く人

一番多い型です。

雑談が減り、業務連絡だけになる。

これは悪意ではなく、扱いに困っているだけのことが多い。

こちらから業務の話を振ると、普通に戻ります。

「この件、引き継ぎ資料に入れておきますね」のような、仕事の話が入口になります。

雑談で戻そうとすると、相手が身構えることがあります。

急に優しくなる人

今まで話さなかった人が話しかけてくる。

いなくなると決まった相手には、言いやすくなるからです。

この型は害がありません。

最終日近くに、意外な人から一番長い話をされることがあります。

責めてくる人

「無責任だ」「このタイミングで」と言ってくる人です。

数は少ないですが、印象に残ります。

この型に対しては、議論しないのが一番早い。

「ご迷惑をおかけします」で受けて、話を続けません。

反論すると、こちらが説明する側になって長引きます。

この重さが自分の中で膨らんでいるなら、退職の罪悪感が消えないときのほうが近い話です。

無視されるとき、どこまでが我慢の範囲か

挨拶を返されない、雑談に入れない。

これは気分の問題として、残り日数だけ流せます。

線が変わるのは、業務に支障が出たときです。

  • 必要な連絡が回ってこない
  • 会議に呼ばれなくなった
  • 質問しても答えが返らず、仕事が止まる

ここから先は感情の話ではありません。

やることは1つで、口頭をやめてメールに切り替えます。

「◯◯の件、△日までに確認をお願いします」と、日付を入れて送る。

返信が無ければ、その記録が残ります。

引き継ぎが終わらなかった責任を、あとから一人で負わされないための備えです。

引き継ぎをやりたくないとき

気まずい相手に丁寧に教える気になれない、という状態はあります。

それでも紙にはしておいたほうがいい。

人のためというより、自分のためです。

資料が無いと、辞めたあとに電話がかかってきます。

「あの件どこですか」と聞かれる相手が、自分しかいなくなるからです。

紙が1枚あれば、その電話は来ません。

口で教える必要はありません。

置いて帰れば済みます。

最終出社日の挨拶と、菓子折りをどうするか

迷いやすいところなので、実際のところを書きます。

挨拶は、長くしないほうが楽です。

「本日で最後になります。お世話になりました」で足ります。

理由も今後の予定も、言う必要はありません。

聞かれたら「まだ決めていません」で構いません。

朝礼で全員に、が難しければ、メールで一斉に送る形でも問題ありません。

菓子折りは、義務ではありません。

置いていく場合は、個包装で日持ちするものにしておくと、休みの人にも渡ります。

金額は1,000円から3,000円くらいが多いようです。

気まずい職場ほど、渡す場面を作るのがきつくなります。

その場合は、休憩室の机に袋ごと置いて、短いメモを添える形で終わります。

伝えたあと、言わないほうがいいこと

残りの期間に、話が広がって面倒になるものがあります。

転職先の社名

同業なら特にです。

取引先が重なっていると、話が別の場所に伝わります。

「まだ言えないんです」で通ります。

次の給料

上がったことが伝わると、条件の話が蒸し返されます。

「うちも出す」という流れになると、断る場面がもう一度増えます。

辞める本当の理由が人への不満のとき

残り期間に、その人の耳に入ります。

入った状態であと1ヶ月同じ部屋にいるのは、避けたほうが楽です。

ほかにも辞めたがっている人がいること

その人を巻き込みます。

自分が出ていったあと、残った側で話が続きます。

送別会をどうするか

気まずい職場ほど、ここが重くなります。

断って構いません。

理由を作る必要もありません。

「ありがとうございます。今回は遠慮させてください」で終わります。

断ると角が立つと感じるなら、開催そのものではなく日程で流す手もあります。

最終出社日を有給消化の前に設定しておくと、そもそも日程が組みにくくなります。

出ると決めた場合は、途中で帰る前提にしておくと楽です。

一次会だけ、と先に言っておく。

有給が取らせてもらえないと言われたら

「引き継ぎがあるから消化は無理だ」という形で来ます。

ここは残り日数に直結するので、譲ると期間が伸びます。

先に退職日を決めて、そこから逆算した消化の日程を出す。

日数の話から始めると、毎回そこで交渉になります。

引き止めそのものが続いているなら、退職の引き止めの断り方のほうが先です。

出社そのものがきついとき

気まずいで済まなくなる場合があります。

朝、玄関で足が止まる。

出社前に動悸がする。

ここまで来ると、残り日数を数えて耐える話ではなくなります。

有給を前倒しで使って、出社日をゼロに近づける方法があります。

それも言い出せない状態なら、間に人を入れる形が残っています。

残りの出社日をゼロにする方法もある

代理人が入ると、有給消化と退職日の調整までまとめて任せられます。会社と直接話す場面がなくなります。

会社に「辞めます」を言えない人へ。弁護士が代わりに伝えるという方法 →

私物は、早めに少しずつ持ち帰る

最終日にまとめて片づけると、その作業自体が目立ちます。

大きな紙袋を抱えて歩くことになる。

週に1回、鞄に入る分だけ持ち帰ると、最終日は身軽に済みます。

引き出しの奥からは、3年前の書類や乾いたペンが出てきます。

捨てる作業のほうが時間がかかるので、これも早いほうがいい。

写真や私的なメモを社用のパソコンに入れているなら、それも先に抜きます。

最終日はアカウントが止まっていて開けないことがあります。

この期間は、あとからどう残るか

渦中にいると、この空気が長く続くように感じます。

実際には、辞めて2ヶ月もすると細かい部分は思い出せなくなります。

覚えているのは、誰が最後に何を言ったかくらいです。

そして残った側は、こちらが思っているほどこの件を覚えていません。

新しい人が入れば、話題はそちらに移ります。

朝の挨拶を、今日は3人が返した。

昨日は2人だった。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としたものであり、個別の法的判断を行うものではありません。具体的な対応については、弁護士等の専門家にご相談ください。

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